2007年11月02日

イギリス文学史Uレポート分冊1

4つの課題の中から1つ選んで答える課題。ここでは第一次大戦前後のイギリス小説家を紹介する課題を取り上げる。基本的にテキストをまとめればよいが、文学史の勉強ではできるだけ作品に触れることが望ましいだろう。以下の作家・作品を取り上げれば十分であろう。

■ヴィクトリア朝時代
ハーディ『テス』
ヘンリー・ジェイムズ『使者たち』、「意識の流れ」の手法
コンラッド『ロード・ジム』

■ヴィクトリア末期
スティーブンスン『宝島』『ジキル博士とハイド氏』
ギッシング『ヘンリ・ライクロフトの私記』
キプリング『キム』
オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの画像』、「世紀末」作家の一人。

■エドワード朝作家
ウェルズ『トーノ・バンゲイ』
ベネット『二人の女の物語』、モーパッサンの影響
ゴールズワージ『フォーサイト家の記録』
モーム『人間の絆』『月と六ペンス』
フォスター『ハワーズ・エンド』『インドへの道』

■第一次大戦後
ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』、印象主義的心理小説、『灯台へ』
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』
D.H.ロレンス『息子たちと恋人たち』『チャタレー夫人の恋人』
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イギリス文学史T分冊2

新聞小説と英国小説勃興との関係を述べる課題。分冊1と同様、テキストの関係箇所をまとめれば十分合格点に達する。

新聞はもともと御用新聞だったが、ウィリアム3世時代に検閲制度が廃止され、アンヌ女王時代になると文学者が新聞上に作品を発表するようになった。次第に市民社会の力が高まり、写実的な小説が勃興した。「イギリス小説に父」ダニエル・デフォは『ロビンソン・クルーソー』を書き、講評を博した。ジョナサン・スウィフトは当時の政界・宗教界を風刺、特に『ガリヴァ旅行記』は風刺文学の最高傑作と言ってよい。サミュエル・リチャドソンは「近代小説の父」と言われる。人間関係に対する関心を初めて描いたからだ。『パミラ』では人間の心理が細かく分析されている。
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イギリス文学史Tレポート分冊1

Anglo-Saxon Englandの歴史とその時代の代表的詩歌Beowulfの成立の経緯と内容を述べる課題。

基本的にテキストに書かれていることをまとめればよいが、自分の言葉で書かないと講評で注意されるだろう。引用・参考文献はテキストであっても書くようにとの注意もあった。

Anglo-Saxon Englandの歴史の基本的な流れは次のようになる。

紀元前数百年頃にケルト族ゲイル人がイングランドに侵入、先住民族イベリア人を追放。同じくケルト人ブリトン人が再侵略し南部に居住、ゲイル人は北部、西部へ。

紀元前55年ごろ、Julius Caeserがブリトン人を征服してローマ領とし、ブリタニアと名づけた。

5世紀、内憂外患のためローマ軍撤退。北方に追われていたゲイル族スコット人・ピクト人が南下、ブリトン人を攻める。ブリトン人はゲルマン民族のジュウト、アングル、サクソン3部族に助けを求めた。ゲルマン各族が王国を作り、やがてアングロ・サクソン民族に。7つの王国が争い、ウェセックスが統一。この時代が七王国制の時代である。

Beowulfは第1部が主人公ベイオウルフの青年時代の冒険を歌ったもので、第2部はそれから50年後のベイオウルフを歌ったもの。人間のはかなさや運命に対する宿命観が見られる。
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2007年10月19日

英語史カモシュー対策

英語史のカモシュー(科目習得試験)の問題は4から5問程度で、テキストの英文からポイントになる部分が抜粋され、そこに書かれている内容をわかりやすく要約するという問題である。問題の指示に「和訳するわけではない」とあるので、単純に和訳すると原点される可能性がある。ただし、引用文がそれほど長くないので要約すると言っても、ほとんど和訳で事足りると言えなくもない。したがって基本的にはテキストの英文を和訳できるように準備しておくべきである。もしカモシューの過去問が過去何年過分にわたって閲覧できるのであれば、過去にどの部分から出題されているかをチェックしておけば山が当たる可能性は高い。基本的に専門用語が英語で理解できれば、英文は提示されるわけだから、覚えていくべきことはほとんどない。レポートを見直しておく程度で十分であろう。
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英語史レポート分冊2

前半は強変化動詞、弱変化動詞について述べる課題である。強変化動詞とはcome-cameのように接尾辞をつけず、語幹の母音を変化させることによって過去形を作る動詞のことである。したがって、今日変化動詞はすべて今日で言うところの不規則動詞である。一方、弱変化動詞は-t/-d/-edと綴られる接尾辞をつけることによって過去形を作る動詞であり、kiss-kissedなどたくさんある。したがって、現在の規則変化動詞は弱変化動詞である。ただし、注意が必要なのは弱変化動詞が全て規則変化動詞とは限らないということである。詳しくはテキストを読まなければならないが、例えばbleed-bledなどは不規則変化だが弱変化動詞である。

後半は非人称動詞についてまとめる課題。非人称動詞は現在の英語にはかろうじてその痕跡が残っている程度である。例えばIt is raining.やIt thundersなど天気について述べる文や、It is time for me to go.などのように時間等を表すbe動詞を伴う文にそれが見られる。またas followsという表現も非人称動詞のなごりである。非人称動詞についてはテキストp.126 l.25 〜p.128 l.3 に述べられていることをまとめればよく、それほど難しくない。
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英語史レポート分冊1

前半は英語はどのような系統の言語かについて述べる課題。簡潔に述べればインド・ヨーロッパ語族、ゲルマン語派、西ゲルマン語群、アングロフリジア語に属する。このことを他の語派、語群についても言及しながら、4ページ程度でまとめればよい。個人的にはこんな細かい知識はそれほど重要とは思われないが、課題として出されている以上、求められていることを過不足書かなければ不合格となる。

後半は大母音推移について述べる課題。図を完成させ、綴り字との関係についても触れなければ不合格となる。大母音推移とは言うまでもなく、中英語から近代英語への移行期である15世紀頃から、長母音が舌の位置を高め、最も高い位置の[u:]と[i:]は二重母音化した現象である。これについてテキストに基づいて各音ごとに整理していけばよい。なお、綴りとの関係はテキストにはそれほど明確にはかかれていない。ポイントは大母音推移によって発音は変化したが綴りは変化しなかったため、発音と綴りに一定のズレが生じたということである。例えばnameは中英語では[na:me]だったが、近代英語では[neim]と発音される。しかし、綴りは相変わらずnameであって、neimeになったりはしていない。なお、図で[i:]は[ai]に、[u:]は[au]に変化した。
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英語史予備知識

英語史には詳しい学習指導書とレポート作成の手引きがついているのでそれを熟読すべきである。学習指導書はテキストと一緒に郵送されてくるもので、レポート作成の手引きは課題報告集のp.28〜にある。

英語史はテキストが英文であり、かつ内容が専門的で英語学の基礎知識が必要なので、とっつきにくいかもしれない。最も苦戦する科目の一つと言っても過言ではないかもしれない。できれば、まず英語学概説や英語音声学などの科目で言語学の基礎を身につけてからこの科目に臨んだほうがよい。必要な知識は例えば、音声学の母音・子音の知識、形態論、文法に関することである。次のようなキーワードについて少しでも知識があることが前提とされる。古英語・中英語・近代英語、インド・ヨーロッパ語族、ゲルマン語派、ノルマン人の征服、母音・子音、大母音推移、強変化動詞、弱変化動詞、キャクストンの印刷術、男性形・女性形、単数形・複数形、主格・属格・目的格、高校レベルの英文法の知識。

これらについて大雑把に知りたい方は以下の本が参考になる。
石黒昭博ほか『現代の英語学』金星堂
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英語音声学カモシュー対策

英語音声学の試験は平成19年度から担当の先生が代わり、非常に簡単になった。レポート作成時にしっかり母音・子音を中心にテキストを整理してあればカモシュー対策は非常に楽であると言える。一つ注意すべきことはGAでの発音記号を書けるようにしておくということだろう。

試験問題で特徴的なことを記しておくと、まず大問1でIPA表記された比較的長い文章をアルファベットに、つまり普通の英文に書き直すという問題が出る。これはある程度英語の力があれば何の問題もない。

それから母音と子音の音声学的分類の基準を記す問題が必ず出るが、これはレポートで勉強しているのでできるはずである。母音の分類基準は舌の位置(前中後)・舌の高さ・円唇母音か平唇母音かの3つ、子音は構音点・構音法・有声音か無声音かの3つである。あとは問題に出てくる単語の下線部の音をレポートでまとめたように説明していくだけでよい。

なお、それ以外に強勢パタンや音調パタンについての問題が出されるが、これはテキストそのものから出るというより、テキストの該当箇所を理解した上でそれを応用して考える問題である。基本的にはレポートでまとめた強勢・音調の部分の考え方を本当に理解できていれば何も難しいことはない。逆にこれが難しい、わからないという人はテキストの読み込みが甘いといえる。大学生としてそのようなテキストの読解力しかないのは恥ずべきことであると心得た方がよい。
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英語音声学レポート分冊2

レポートを書く際の注意は既に分冊1のところでしてある。

分冊2ではまず子音の特質を述べる必要がある。子音の特質はp.93に書かれている通り、有声音と無声音、抑止音と継続音があること、唇・歯・歯茎・舌・口蓋・声門などで構音されること、母音に比べ呼気の流れが阻害されることである。

子音の音声学的分類の基準は主に4つある。
1.声帯が振動するかしないか、つまり有声音か無声音か
2.構音点(両唇音・歯音・歯舌音・歯茎音・硬口蓋音・軟口蓋音・声門音の7つ)
3.構音法、すなわち呼気の出し方(破裂音・摩擦音・歯擦音・鼻音・半母音の5つ)
4.時間のかけ方、すなわち抑止音と継続音がある。

p.18のような子音表を参考にするときれいに整理できる。ただし、p.18の表には不備がある。[l]の音がどこに入るか記されていないのだ。それはテキストを読めば自ずとわかるはず。

まとめ方は羅列でよい。
【例】
1.
有声音:m,n,b,d,g…
無声音:p,t,k,f…

なお、一つでも抜けがあると不合格になる可能性が高いので、テキストに言及されている25個の子音全てをどこかに分類すること!これは重要です。

後半の課題は強勢と音調についてまとめる課題である。これもテキストをまとめればよいので難しくはないが、レポートの次数をかんがみると取捨選択が重要になる。

語の強勢については二音節語、三音節語両方に言及する。文の強勢については原則、すなわち重要な単語ほど強く読むということを記した上でその例外を網羅的に記すとよい。

音調については1,2,3,4という表記について記した上でテキストに言及されているパターンを網羅的にまとめること。3-1-3パターンを落とすと不合格になるので要注意。

以上、音声学のレポートは内容は難しくはないが、テキストの記述が冗長なため、整理するのに骨が折れ、そこでやる気がそがれる可能性がある。これは全くテキストが悪いのであって、もっと整理されたテキストに改変すべきである。
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英語音声学レポート分冊1ポイント

音声学のレポートは細かなところまで正確に不足なく書かなければ不合格になる。テキストは全ての音素について網羅して書かれてはいるが、あまり整理されておらず、子音表にも不備があり、学生の評判もよくない。よく注意して読む必要がある。もっともテキストに書かれていないことはレポートに書く必要は全くないので、テキストを丁寧に読んでしっかり整理をすれば自ずとレポートは合格すると言えよう。難しく考えずに一つ一つの項目を丁寧におさえること。

レポート分冊1は英語の母音vowelと二重母音diphthongsを音声学的に分類し、その特質を説明する課題である。問題文の指示、すなわち実例を示し、英米で発音記号が異なる場合の明示は必須である。これを落とすとレポートは不合格になる可能性が高い。

実例を示すといっても難しく考える必要は全くなく、例えば[i:]という母音について述べる箇所に、テキストに載っているmeet[mi:t]という語例を書けばよいだけである。

英米の違いはテキストの各所に、GA (General American)とRP(Recieved Pronunciation)について言及されているところがあるので、その部分を書けばよい。GAとRPの相違についてはテキストp.3〜に詳細に書かれているので、まずはそこをよく読むこと。ただし、この部分自体はテキストに書く必要は全くない。あくまで本課題で求められているのは書く母音の説明で、書く母音がアメリカ、イギリスで違う場合に、それを記せということである。

以下にもう少し個別的な事柄を記す。

まず母音とは何かについて簡単に言及する必要がある。p.24に書かれているのでこれを簡潔にまとめること。

母音の音声学的分類の基準は次の5つを記せばよい。
1.構音様式(前母音・中母音・後母音)
2.構音時の舌の高さ(高位置母音・中位置母音・低位置母音)
3.唇の形(円唇母音か平唇母音か)
4.開母音か閉母音か
5.舌や唇の筋肉に緊張感があるかないか
特に1,2は重要で、p.17の母音図をよく頭に入れることは英文科の学生の常識としてはずせない。これを知らないことは恥ずべきことだと心得ること。

各項目はテキストにしたがって1つずつまとめていけばよい。
【例】
[i:]-meet[mi:t] 
舌の位置が最も高い高位置母音、唇はわずかに開く、平唇母音、緊張感なし。


二重母音の方は上昇二重母音と集中二重母音の二つについて述べれば十分である。前者は1つ目の母音から2つ目にかけて舌の位置が上がり、後者は前母音または後母音から中母音へ移る旨を記した上で、各二重母音についてまとめること。
【例】
上昇二重母音
[ei]-bay[bei]
[ou]-know[nou]EA,GA,SAなどアメリカ音に現れる。
posted by 日本大学通信教育部文理学部文学専攻(英文)単位取得マニュアル at 21:47| Comment(0) | TrackBack(1) | 英語音声学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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